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逃げろ、逃げろ!!
アイツは絶対に危険だ!!
逃げることしか考えられない。
「ハァ…ハァ…クソッ
何だってんだよ!!」
全速力で路上を駆け抜ける…
幸か不幸か一般人の姿は無い
『ガアァァ!!』
化け物は恐ろしい形相で俺の上を飛び越えた
さすが化け物、いとも簡単に
回り込まれてしまった…
『グルルル…』
化け物は低く唸りながら
ジリジリと追い詰めてくる。
(もう駄目か…)
完全に死を覚悟して
俺は静かに目を閉じる
思えば青春なんて全然しなかっな…こうなるんならちょっとは真面目に彼女作りでもすれば
良かった…
自分の人生を振り返りながら
化け物の攻撃を待っているが
ちっとも攻撃がこない
…………あれ?
恐る恐る目を開けるとそこには金髪の美少女が化け物を止めているという謎の現場だった…
「何ボサっとしてんのよ!!
あんた馬鹿?」
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