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誰もいない。
そんな状況下なのに、私が呟くのはコレ。
「帰りたい」
日が沈み、一番星が輝く頃。
「何コレ」
テーブルの下に、何か、A4サイズの紙が落ちている。
『帰ります。はやくおいで』
「帰りたい」
何?帰ります?どういう事?
とりあえず解ったのは一つ。
この街には私しかいない。
「帰りたい」
今誰もいないんだっけ?
私は窓を開ける。
大きく深く息を吸い込む。
「帰りたああぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああいッ!!!!帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい!!!」
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