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帰り道、また一人で考えていた うーん… このまま店に戻って尾澤さんにお礼を言った方が良いのか それとも次回また行った時にお礼を言うか なんかこのままだと食い逃げしたみたいな感じだし… 次回って言ってもいつ行くかわからないし… うーん しょうがない 店に戻るか… お礼はちゃんと言わないと非常識だし、 俺自体なんかスッキリしねー 『……』 行く先を自宅から店へ変更し、 足を速めた 尾澤さん… 帰ってないといいけど… 居酒屋到着 中に入りキョロキョロ尾澤さんを捜した 「おや?憂くん…忘れ物でもしたんですか?」 丁度尾澤さんが近くにいた 『…度々すいません』 店の中はもうほとんど客はいなくなっていた 「もうすぐ閉店ですから… 少し中で待っていてくれませんか?」 『あっ…すいません!』 … 仕事中だし忙しいよな… 『あの、今日は…ってあれ?』 尾澤さんはすでにいなくなってた あらら… お礼だけ言って帰ろうと思ってたのに… ま、明日は休みだしいいけど なんかまた悪い事しちゃったかな 『…』 とりあえず空いてる席に座って、 尾澤さんを待つ事にした 『………』 うとっ 『………』 椅子に座った瞬間睡魔が… .
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