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いろいろくだらない事をうだうだと語り合ってたら、 あっという間に太陽は沈んでいた そして俺は朔夜の車の助手席に乗り込んだ 「尾澤いる?」 入り口にいたバイトの子に声をかけた 「あっ朔夜さん…こんばんは!今店長お呼びしますね」 「うん」 「何か用ですか?…あっ憂くんも居ましたか」 『こんばんは!あのっ…昨日はどうもすいませんでした!』 「こちらこそすいません。 あんな遅い時間まで待たせてしまって…」 『いえいえ!俺寝ちゃって… あと、ご馳走様でした。本当すいませんっ…』 「いいんですよ。気にしないで下さいよ。 この前のお詫びでもあったし…」 『いやっそんな…』 「もういい?」 『あ…』 「お腹空いた…」 「ではこちらへどうぞ…」 一瞬で尾澤さんが店長の顔つきに変わった さすがだ… でも、お礼言えてなんかスッキリした 朔夜は車だから酒を飲まずに俺だけ飲んだ しかーし俺はまたご馳走になってしまったんだ… 一体どうなってんだこの店っ そして… 「おやすみ」 『おう』 帰りは家まで朔夜に送ってもらった .
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