16/44
前へ
/708ページ
次へ
次の日も仕事で家を出た 今日は夕方から仕事だったからよく寝れた しかしまだ寝足りない気もする 下校している学生達とすれ違ういつもの道… 彼女は休みらしいからいくつか気が楽だった そしていつもと同じ作業をする仕事内容 俺の毎日って当たり前のように過ぎて行くんだな… って考えながら仕事を終わらせたけど、 今日は何か違ったんだ… 「ねぇ…」 『うん?』 誰だ…? 職場の休憩所で知らない女に話しかけられた 「あたしの事覚えてる?」 何だいきなり… 『…誰?』 「ゆみちゃんの友達」 「ゆみちゃん…?」 ゆみちゃん…ゆみちゃん… ゆみちゃん? 「忘れたの?あんたの元カノ」 元カノ? いっぱいいすぎて誰の事を言ってるかさっぱりわからない 「まぁ別にいいや。今日遊びに行かない?」 『……いや、仕事終わったら予定あるし』 本当は何もないけどめんどくさい 「ふーん…じゃあいいや」 俺の返事を聞いてすぐ、女は何処かに行ってしまった… 何だったんだ… 逆ナンか? ちょっとヤンキーちっくな女だったし、 遊び相手を探すなら他を当たるのが正解 それにヤンキーは気が強いから嫌いだ ってかあんな子、うちの店にいたっけ? …まぁいいや 立ち上がり、俺は自分の持ち場に戻った 『お疲れっすー』 ようやく仕事も終わり、 俺はまたいつもの道を歩いてく 帰って酒、帰って酒… あっ…そういえば昨日飲んだ酒で最後だっけ… 『…』 まぁいいや。明日買いに行こ… 携帯を取り出し、また今日来ていたメールをチェックする いつもの日課 『お?』 着信履歴の中に朔夜の名前があった また飲みの誘いかな? とりあえず俺は朔夜に電話をかけ直した .
/708ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13533人が本棚に入れています
本棚に追加