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朔夜に気に入ってもらおうとしてるのがバレバレだ… 飲むペースが速い 「大丈夫?顔赤いよ?」 「全然へーき!あははっ何か楽しいね!」 「…そうだね」 水を一口飲む 「実はね、今日のお祝いはあたしの元彼を見事にボコしたお祝いなの!」 「………へぇ」 「顔はいいんだけど性格が超悪い奴だったの! ボコられて当たり前な奴!最低な男なのよ!」 「………そうなんだ」 言われたい放題だな俺… 「…そんな奴なのにどうして付き合ったの?」 「えー…だって顔が良かったもん」 「ふーん…」 「あたし遊ばれたんだよ!?超最低だよね!ザマーみろって感じ」 「……ごめん。ちょっとトイレ」 朔夜は席を立ち、トイレへ… その間に尾澤さんは新しいお酒を元カノに運んでいた 朔夜がトイレから戻って来た後、 俺も行きたくなったからこそこそとトイレに向かった 『ぅお!』 トイレの中に入ったら 壁に穴が… 明らかに殴った後だ… 絶対朔夜だ… これは朔夜に違いない… さっきトイレに行った時こんな穴はなかったぞ 恐るべし破壊力… うん。 間違いない…朔夜は今完全にキレてる… 俺はさっさと用を済まし、またこそこそと自分の席に戻った .
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