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席に戻ると、俺のすぐ近くに尾澤さんがいた 「もうそろそろあの方酔い潰れますね…」 『え?』 「今出してるお酒…実は強すぎて店に出さないようにしている物なんですよ」 じゃあ何故それがあるんだ!? 「朔夜専用なんですよ。彼、あれじゃないと酔えないらしくて… 別で何回か取り寄せてるんですよ」 『…どんだけ強いんだよ』 「やはり海外にいた分それぐらい強くなってしまったんじゃないですか?」 うーん…日本の酒と海外の酒はかなり違うらしいしな ってか俺今までそんな奴と飲んでたのか ある意味スゲーな… 「ほら…」 今の尾澤さんの一言で、俺は視線を朔夜達に戻した 「あーん…あいつぅ来るの遅すぎるよぉお」 「別にいいんじゃない?」 「ぇへへ~そうだね!あたし今超ー楽しいしぃ~」 「楽しいね」 「ん~…眠くなってきちゃったぁ」 「寝てもいいよ。俺が優しく介抱してあげる」 「ふふふ…じゃあぁちょっとだけ… ホテル行くんだったらちゃんと起こしてね……」 元カノはそう言った後テーブルに顔を伏せた .
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