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「………」 ツンツンと頭を突いてみる 「………ふん」 立ち上がり、俺と尾澤さんの所へやってきた… 「クソ女のせいで手が痛い…」 やっぱりお前か! 「やはりあの穴は朔夜でしたか…いけませんよ壁など殴っては…」 どうやら尾澤さんはわかっていたらしい… 「だって…何かに当たらないと顔殴っちゃいそうだったもん」 「まぁわかっていましたけど…とりあえず後でポスターで隠しておきます」 「ごめんね」 『お…おい。あいつどうするんだよ』 「とりあえず車に運ぶから手伝ってくれない?」 「では私の協力はここまで。 仕事に戻りますね」 尾澤さんは軽く頭を下げた後厨房に入って行った 俺達は寝ている元カノの所へ… 「…よいしょっと」 朔夜が元カノを抱き上げる 『おいおい…そんなに堂々としてたら他の客に怪しまれないか?』 「大丈夫だよ。ただ酔っ払いを連れて帰る人にしか見えないから」 まぁ確かに… でもなるべく目立たないように俺達は店を出た 『…で、どうするんだよ』 「いいから。憂は黙ってついて来て」 元カノを後ろの席に乗せた後、朔夜は車を発進させた ま…まさか… このままホテルに連れて行って二人であんな事やこんな事をするつもりじゃ… 『ま…待てよ!俺童貞なんだけど!!』 「…何いきなり暴露してんの?」 『だってよ…』 「そんなブスなんかとヤリたくないよ」 へ? 「…何?憂はそんな事考えてたの?」 『う…』 朔夜はけらけら笑いながら運転を続けた ヤベー…ちょっと恥ずかしいしッ じゃあ一体何をする気なんだ? .
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