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帰りの車の中で色々と朔夜に聞いた 『何故機長と知り合いなんだ?』 「ちょっとね…」 運転しながら答える 『なんだよ!それぐらい教えてくれたっていーだろ?』 「…俺が空港で警察に捕まっちゃった時にね、 偶然その場にいた佐々木さんに助けてもらったんだ。 あの人にはかなりお世話になったよ… それから色々と話してたら仲良くなっちゃったの」 …警察って…… お前は一体何をしたんだ!? 気になる… でも何故か聞けない… 「本当に大丈夫だから。ねっ?」 その笑顔が逆に怖いっす 『…本当に大丈夫なんだろな?』 「さぁ…彼女次第じゃない?」 『おい!』 「とりあえず帽子脱いだら? 頭蒸れちゃうよ?」 ったく… 素直に帽子を脱ぐ 『あっ…』 脱いだ拍子に包帯が取れてしまった 「もう…何やってんの」 『うるせー』 朔夜が片手を伸ばして来た 『危ないだろ!俺はいいから… 運転に集中しろよ』 「…わかった」 さすがにこれは素直に言う事を聞いてくれたみたいだ 事故ったら包帯どころじゃないしな! .
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