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「…うん。綺麗に巻けた」 『…どーも』 言う事を聞いてくれる訳もなく頭にまた包帯を巻かれてしまった… 『ふぁあ~…』 何気なく時計を見る げっ! もうほぼ朝じゃねーか!! 『ごめん。俺、もう寝るわ』 「…お風呂は?」 『明日起きたら借りさせてもらうよ』 「………チッ」 舌打ちをするな! ったく… 一応包帯に気を使いながら横になった 『って!何くっついてんだよ!!』 「…ん?」 『だから…』 「……Zzz」 返事したくせにもう寝てるしっ ったく… これじゃまるで俺がホモみたいじゃねーか 抱きまくらにされてる俺… こんな姿絶対人に見られたくねー… 『ぐ…』 苦しい… このやろー…安心しきった顔で寝てやがる… しかし寝顔も見とれる程綺麗な顔しやがって… 男の俺でもそう思うから相当モテるはずなのに 彼女がいないのが不思議だ まぁいいや 余計な事考えてないで早く俺も寝なくては… そう考えてたらいつの間にか眠っていた .
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