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禿げてもないのに頭に気を使いながら何とか風呂に入る事が出来た…
「あ、おかえり」
『スッキリしたよ』
「…お風呂で何して来たの?」
『何って…そりゃー身体洗って来たに決まってるだろ』
「なんだ…」
?
よくわからん奴だ…
「それより見て!」
『うん?』
急に雑誌を向けられた
えーと何なに?
今月の…星占い?
「憂は何座?」
『俺?…おひつじ座』
別に占いなんて興味ねーけど…
でもちょっぴり気になる
「おひつじ座なんだ…」
『おう』
一応読んでみるか…
えーっと…
[今月は災難ばかり合う月!特に怪我には気をつけろ。
仕事運は最悪。
恋愛運は気になる異性がいたとしても今月はろくな事がない。]
…………
「この雑誌の占いってよく当たるんだよね」
『へ、へぇ~…』
確かに頭を怪我してる…
ぐ、偶然だ!
第一俺は絶対占いなんて信じねぇっ
『…朔夜は何座なんだよ?』
「てんびん座」
……
[今月は最強!何をしても許される月。
でも調子に乗るな。
恋愛運はライバル出現!気を抜いてると持って行かれるぞ]
………
何て口の悪い占いなんだ…
「ほらね?当たってるでしょ?」
『偶然だろ?』
「んーどうだろね」
さっき自分でよく当たるって言ったくせに…
真剣な顔で占いを読む朔夜に苦笑い
本当…よくわからん奴だ
.
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