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「憂さん!」 彼女が後ろから追い掛けて来た また忘れてた… 「酷いですよ…勝手に帰るなんて」 『悪い』 「後で話すって言ってましたよね?」 『あー…その事なんだけど』 歩きながら話す よし… 『俺と別れてくれない?』 「え?」 彼女の動きが止まる ちょっと突然過ぎたかな? どうでもいいけど 「…どうしてですか?何かあったんですか?」 『いや、別に何もないんだけど、一人になりたくなったんだよね』 「休んでる間に何かあったんですか!?」 『別にいいだろ。とにかく、そういう事だから!』 「…嫌です」 ずっと俺の後を着いて来る 「私…別れませんから!」 『俺が無理だから。』 何だよこいつ! 俺の事楽勝男だとか言ってたくせにっ 『しつこいんだよ!』 「納得出来ませんっ…」 やばいぞ このままだと家まで着いて来る勢いだ 『疲れたんだよ。わかったろ? だから帰れよ』 「嫌です」 『………』 歩くスピードを上げる 『………』 まだ着いて来るし もう俺の家はすぐそこなのに(泣) 『いい加減にしろよな』 後ろにいる彼女へ身体を向けた って泣いてるし!! おいおい… ちょっと言い方キツかったか? 「私…憂さんの事好きなんです…」 『ありがとう。でも、ごめんな』 「…」 すると彼女が俺に近付いて来た .
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