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「すいません。実は今日憂くんを誘ったのは朔夜の事を聞きたかったからなんですよ…
あっ酒屋で会ったのは本当に偶然ですよ?」
『はぁ…』
「あっ…つまみ持って来ますね」
カラになった皿を持ち、尾澤さんは立ち上がった
新しく酒を開け口をつける
朔夜が心配…か
俺から見ても二人ってスゲー仲いいみたいだし、
そりゃ急に毎回酔い潰れてたら心配するわな
尾澤さんに話すべきなのか…
いや、でもなぁ…
ってか嫌われたって何だよ
あいつがシカトしてるくせに…
「お待たせしました」
皿をテーブルの上に置き再び俺の隣に座る
「やっぱり言いたくありませんか?」
じっと目を見つめられた
ううっ…
目力が半端ねぇーっ
『あの…』
いいや…
尾澤さんは大人だ。
きっと俺の言う事をわかってくれるはずだ…
俺は朔夜と起きた出来事をゆっくり尾澤さんに言った
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