夢の

魚市場

父はいろんな魚や貝などを網で焼いてもらい、昼間からビールを堪能していた。
母は鰻丼を、妹はサーモンのお造りとウニに、サーモンなどいろんな魚の彩り丼を、私は鮭の親子丼をそれぞれ堪能した。

綺麗な海を一望できる席で、サザエなどを焼く磯の良い香り、新鮮で美味しいお魚達。
私達はゆっくりと、堪能して食べ終わった。

『のどかやなぁ』
思わず呟いた私の台詞に、家族は何歳やねんとツッコミ笑った。

少し休憩した後、私と妹はお土産コーナーを見に行った。
色んな海の幸から、貝のキーホルダー、木で作られた置物まで、色々あって二人して目移りしていた。
『にしちゃんと、うめちゃんと…うわぁ、めっちゃ買わな』
必要そうな友達の名前を挙げていき、数えたところで人数の多さに財布の中身を心配した。

すると突然、奥の方から激しい叫び声が聞こえ、私達は驚いて声のする方を確認した。