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眩しい光のなか 目を開くとキミの寝顔 そっと布団を抜け出そうとすると服の裾を引っ張られる 「待って、もうちょっと」 「だめ」 軽くキスをしてキッチンに行く コーヒーを注ぐとやってくるキミは犬みたいでちょっと可笑しい。 ジャムを塗りすぎと怒られたり それはコーヒーじゃなくてカフェオレと言われたり 他愛もないことを話して 玄関までお見送り 今出て行ったばっかりなのに 早く帰って来ないかなぁって もうお夕飯を考える 02. 菫(スミレ) / 小さな幸せ
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