534人が本棚に入れています
本棚に追加
最初、俺はなぜか闇の中に立っている。
不思議と自分の姿はハッキリと見えるところが夢らしいが、そんな事で驚いてはいられない。
突然何の前触れも無く、目の前には巨大なバッタが立ち塞がった。
ここまでは普通の夢と言っちゃぁ、夢らしい。
巨大な何かに追われるだなんて、ごく普通の夢に起こる現象のひとつに過ぎない。
問題はここからだ。
なにを思ったのか俺は身構える。
この時点で俺は、自分の意思とは無関係に体が動くことを理解する事となった。
最初のコメントを投稿しよう!