プロローグ

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最初、俺はなぜか闇の中に立っている。 不思議と自分の姿はハッキリと見えるところが夢らしいが、そんな事で驚いてはいられない。 突然何の前触れも無く、目の前には巨大なバッタが立ち塞がった。 ここまでは普通の夢と言っちゃぁ、夢らしい。 巨大な何かに追われるだなんて、ごく普通の夢に起こる現象のひとつに過ぎない。 問題はここからだ。 なにを思ったのか俺は身構える。 この時点で俺は、自分の意思とは無関係に体が動くことを理解する事となった。       
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