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まずは二人で渋谷に行き、人通りの少ない路地で一服する。
『ふぅぅ~。なんか一服出来ると落ち着くよね』
『わかる~!!!!あたしは家でも吸えるけど、優華ん家はそんな事したらお母さんに張っ倒されるよね。笑』
『うちの親うるさいからねぇ。自分も昔は悪さばっかしてたクセにね。』
『親なんてそんなもんでしょ。同じ道を辿ってほしくないだとか、自分はこう出来なかったからこうしてほしいだとか、自分勝手だよね。こっちの意志は無視か!?って話!!!!』
『本当だよね~。』
路地の片隅で女子トークが始まってしまった。
『お前達、何をしている!?』
『『ぇ??』』
優華と麗は固まっている。いつも捕まらないこの場所にお巡りがいるなんて………ヤバイ。どうしよう。
『制服で煙草なんて、捕まっちゃうよ??
ってか俺が捕まえちゃうよ♪なんてね。笑
今何してるの?俺らと遊ぼうよ。』
『びっっっくりしたぁ~!あたしまぢ焦ったんだけど!!!!!!』
『こんな近距離だったら走っても無理だと思ったよ。』
『ってか麗が走っても、お巡りのが走るの速いっしょ!!笑』
『キャハハハハ!!!!確かにぃ~~!!!!ウケるぅ~。笑』
スーツの若いおにーさん達は一瞬唖然とした後に、大笑いし出した。
かなりのツボだったらしく、ヒーヒー言いながら涙まで拭いている。そして大笑いした後に深呼吸をして、おにーさん達二人が落ち着くまでしばらく待った。
『君達本当面白い!!
若いってい~ね~。』
『俺らもこんな時代あったかね??』
『遥か昔にな。』
そんな会話をしながら優華と麗は目で会話していた。
(優華、どう思う??)
(あたしはありなような気もするけど………麗はどう??)
(うん、あたしもそう思う。可もなく不可もなく。相手の出方次第かな。)
(確かに。ちょっとひっかけてみるか。)
『ねぇねぇ、おにーさん、おにーさ『ア・ツ・シ!!』』
!!??
『俺の名前は篤志(アツシ)。おにーさんじゃなぃんじゃ!!
んでこいつは准(ジュン)。』
『あらそう。んでさ、うちらこれからお昼なんだよね。』
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