忘れないよ。貴方を……。

第二章

『はぁぁ。お腹へった～』

長い長い授業が終わってやっとお昼休みだ。

(なんて、麗に起こされるまで爆睡だったけどね。)

『れ～ぃ～!!!!
お昼何食べるぅ～??』

『どうしよっかぁ～????』

『あ!!あたしグラタン食べたい。あとﾁｰｽﾞｹｰｷ。あとｺｰﾋｰも』

『ってあんた、それ学食にないものでしょ。』

『ぅん、ない。
だから『具合悪くて早退しました』って言っておいて！』

『はぁぁぁあ!?!?!?優華だけ帰るなんてずるいっ!!
あたしも早退しよ～っと♪』

『よしっ！！決まり♪
んじゃ、どこ行こうかぁ？』

『渋谷？池袋？』

『その辺にしよ♪あとはノリでしょ!?』

『ＯＫ!!
まずはどっかで腹ごしらえしなきゃね』

こうして二人は早退して街へ繰り出す事にした。

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