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第一印象はお互いに最悪
「歯ァ食いしばれ」
目の前には綺麗な青年。
俺に微笑みかける瞳は冷たい。
殴られる覚悟はできている。
ギュッと目を瞑ると、股間に激痛。
不能になったらどうしてくれる。
「サイテーだな、あんた」
そう声をかけて青年は去っていきましたとさ。
まあ、理由が俺にあることは端々理解もしてるけれども。
俺はあまりの痛みに股間を押さえたまま、暫く蹲っていた。
人はこれを自業自得と呼ぶ。
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