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ユノ「今日はしょうがないけど、明日ちゃんとマネージャーさんに言わなきゃ駄目だぞ、チャンミン」
拾ってきたマルチーズを胸にしっかり抱いて、ほお擦りしているチャンミンだったがユノに2回頭を振って承諾のアクションをとる。
ジュンス「しっかし、よく似た犬だなぁ」
ユチョン「だいたい、マルチーズって似てるじゃん、ジュンス」
ジュンス「あ、そっか」
あっけらかんと答えるジュンスに笑うユチョン。
ジェジュンはため息をついている。
部屋に入り、チャンミンはマルチーズを床に下ろす…が、マルチーズは一向に動こうとしない。
チャンミン「マンドゥンイ?どうしたの?」
ジェジュン「結局、マンドゥンイなんだ」
チャンミンがジェジュンを睨みつける。
ジェジュン「なんだよ(汗、怒んないでよ(泣」
ジェジュンが怯んでいる間、他のメンバーもマルチーズを眺める。
やはり動こうとしない。
四脚をピンとはったまま、立ち尽くしているが、視線はチャンミンに向けられていた。
ユチョン「なんかチャンミンに言いたそうだよね」
ジュンス「僕達が恐い?」
ユノ「お腹でも、空いてるんじゃない?」
チャンミン「お腹空いたなぁ」
ユノ「いや、チャンミンじゃなくてさ…」
ユノの言葉が耳に届いていたかはわからないが、チャンミンは本能に勝てない様子で宅配のメニューを手に取っていた。
ユノがア然としてるのを見て、ユチョンとジェジュンが笑っている。
チャンミン「ジュンス、ピザ食べない?」
ジュンス「食べる訳ないだろ、こんな夜中に」
チャンミンが目で問い掛ける。
これをされて折れるのは、いつもユチョンだ。
ユチョン「どれにする?」
チャンミン「さすが、ユチョン!」
ジェジュン「あのさ、チャンミン、マンドゥンイの事忘れてない?」
振り返ると、あのまま微動だにしていないマルチーズの姿。
チャンミン「マンドゥンイも食べる?」
「◆#☆※◎」
チャンミンが固まった。
ユチョン「?どうした、チャンミン」
チャンミン「…え?あ、いや…あーーなんでもない」
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