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「御館様何故でしょうか?
現在、今川家とは同盟などせぬともあちら側から使者が来ると思いますよ?」
「それは本当か?」
「はい、我が忍びの者の情報です」
「そうか、それは信用できる
もうひとつの頼みなんじゃが…」
「何でしょう? 御館様?」
「戸石城攻めを任した
真田幸隆と横田高松が大敗し戻ってきたんじゃが
高松が死によって…
これ以上、兵を死なせたくないんじゃ
そこで主に調略してもらおうと思ってな」
「わかりました、では二千の兵と500貫を託してくだされ」
「うむ、わかった、すぐに用意させよう 主は屋敷に戻り 出陣の準備をいたせ」
「わかりました、では失礼します」
長虎は平伏して部屋をでた
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