~序章~

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 それは彼女も同じで、仕事に追われてお互いにゆっくり逢える時間が減っていった。    それでも、なんとか頑張って時間を見つけて、出来るだけ逢うようにしていたのだが、ある日彼女が仕事で大きな失敗をしてしまい落ち込んでいた。僕の携帯にメールがあり、一言『逢いたい』とあったが、僕はそんな彼女の気持ちをわからず、毎日の忙しさを理由に断ってしまった。    それから一週間、彼女から届いたメール。
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