~序章~

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 その日の夜は、深い悲しみに沈み、何度も涙が溢れていた。眠りにつくこともできず、ただひたすらに泣いて気がついた時には時計は朝の7時を指していた。    僕はふらふらになりながらも、会社へと向かう電車に乗り込んだ。    いつもなら不快に感じる満員電車だが、それすらも気にすることが出来ないくらいに僕は落ち込んでいた。きっと周りの人からは今にも死にそうに見えたのではないだろうか。
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