月刊モダンコロッセオ7月号

4/4
前へ
/17ページ
次へ
【津嶋響也】 Cランク 先程のページではモダンコロッセオは実力がすべての世界と言ったが、一概にはそうとも言えないと思わせてくれる選手がいる。 それが津嶋選手である。 実力としては中堅レベルだが、あるいみでは東京モダンコロッセオの顔とも言える武闘士だ。 その所以は特殊な戦い方というのもなくはないが、1番の理由は対戦中以外での彼のワンマンショーであろう。 歌唱力やギターの演奏はいいのに歌詞だけがへんてこな彼のパフォーマンスは最初は無断によるものであったため、咎められていたが、少しずつ彼のへんてこな作詞に惹かれていくファンも増えていき、去年には東京モダンコロッセオから正式にパフォーマンスの許可が下りたのだ。 武闘士としてもシンガーとしても今後の行動が予想できず、楽しみな選手である。 【大阪】 【虎山徹治】 Sランク 大阪……いや、日本でもっとも熱い選手といえば多くの人が虎山選手の名をあげるだろう。 マイナーリーグ大阪ランク1位の実力も確かなものだが、1番の魅力は「大和魂」を想像させる熱い戦い方である。 そんな虎山選手、尊敬している選手は誰かと聞かれると必ず「天月直哉」と答える。 天月選手といえば三年前に突然引退するまで全国的にもトップクラスの実力を持つ東京のマイナーリーグの選手である。 そんな天月選手のモットー「打たれ弱いのなら打たれなければいい」に対して虎山選手のモットーは「打たれてでも打つ」。 どう考えても正反対の戦法だが、その理由「自分には打たれずに勝つなんてできないから」とのこと。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加