プロローグ<終わりの始まり>

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この兵器の登場により、ミラード社は有利な立場に立つことになる。 だがクレスタ社も何らかのルートでKD(ケーディ)開発技術を入手し、対抗する。 その後、戦局は硬直状態に入る。しかし、時が流れるにつれて、両企業の戦力は失われていくことになる。 やがて、傭兵を投入するようになった。 傭兵統括企業<ギルド社>。そこから傭兵を派遣させたのだった。 KDの操縦技術を傭兵たちに学ばせ、与えたKDと共に送り込んだ。 多くの傭兵が狩り出され、日々傭兵の数は減っていった。 その結果、傭兵の働きによって利益を得ていたギルド社は倒産寸前までに追い込まれることになった。そして、力を失った。 ミラード社とクレスタ社は最終的には、人工知能<AI>搭載型、無人KDを開発した。 偵察機によって得られた情報を、戦闘データを解析し、AIを進化させたいった。自らの首を少しずつ絞めているけてを知らずに。 開戦からほぼ1年が経過した、2303年12月。ミラード社、クレスタ社の両企業の無人KDが暴走を起こしたのだった。つまり、高い知性を持った無人KDたちは、自分たちの主に、反乱を起こしたのだ。 両企業とも、この暴走を食い止めれず、壊滅状態になった。
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