脅威の引き金

4/4
前へ
/4ページ
次へ
坂道が終わり、遺跡が目の前に広がった。 「古代文明が栄えていたと聞いたが、ここまで綺麗に残っているとはな・・・・」 タンザナイトが遺跡を見渡しながら言った。 竜山の遺跡は1000年前に滅びたと言われているが、人が住めるほど現存率は高い。 足跡が無いのを見ると奥の方に手掛かりがあるのかも知れないな。 「多分遺跡の中にも形跡は無いだろ。奥に行ってみるぞ」 そう言うとグレイが先頭で、遺跡の奥に向かった。 進んでいくにつれて、木が空を覆っていき、暗くなっていく。 「ネクロフィリアがいたらどうする?」 タンザナイトが隣を歩きながら聞いてきた。 「逃げる。そして、サラマンドラ達に力を借りる」 「逃げ切れたら良いけどな……」 「縁起でもないこと言うなよ。まだ10ページも書かれてないのにシリアスな展開作るんじゃねぇよ」 グレイが現実発言で空気をぶち壊した。 やっぱり消されるんじゃない?グレイ。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加