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紅黒く光る銃身は凄まじい威圧感を周りに撒き散らしている。
どうやら新米やら中堅ハンターには刺激が強過ぎるらしい。私はそそくさとまた布に包み、壁に立てかけた。
「アレは…」
元気な少女がこちらへ走り寄ってくる。
「あ、あの!わ、わ、私っ!~っ…!これ、見て下さい!」
差し出された依頼書を少女…が受け取る。
「なるほど、これは…」
私も依頼書を覗き込む。依頼書には一風変わった依頼と、高額の報酬が書かれていた。
「あの…受けて…もらえますか?」
私達はにっこり笑って2つ返事で引き受ける。
元気な少女は満面の笑みで喜んでいる。
「さぁて!サクッとこなしちゃうか!」
私が立ち上がるとネコミミ少女が、
「待って…これ…食べてからでいい…?」
それを受けて少女…は
「ふむ、腹が減っては、だな。私もステーキを3人前貰おう」
「今から食べちゃうの!?ここはもう立ち上がるところでしょ!」
私は出鼻を挫かれ肩を落とす。
元気な少女は相変わらずマイペースな人達だな、と笑っていた…。
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