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純也が恐る恐る大翔の表情を見ると、
大翔は不機嫌なオーラを全快にして、ちひろを見ていた。
ちひろはそんな大翔に気付かず続けてからかおうとしたが、
咄嗟に純也に口を押さえられたことで不発に終わった。
全員が揃ったということでバスは
今回の合宿所のある氷岳山に向かい出発した。
氷岳山はあまり有名な山ではないが登山好きの人間には、
なかなか難易度も高く登り応えのある山としては有名な山だ。
集合時間が早かったため
1年コンビは出発して直ぐに寝てしまっていた。
大翔も暇だったので、眠ろうと目を瞑った時後ろの席から
「ねぇ起きてるでしょ?」
と肩を叩かれた。
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