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大翔はビクッと反応し恐る恐る後ろを振り向いた。
「なんだ…由里菜かよ。」
大翔はホッとしたようにため息をついた。
声を掛けたのは登山サークル唯一の同級生で大きなつり目が特徴の田辺 由里菜(タナベユリナ)だった。
大翔の態度を見てカンカンに怒っている。
「あんたねー!何ホッとしてんのよ!
もうみんな来てるんだからね!」
由里菜の言葉に大翔はの顔はみるみる青ざめていき、慌てて準備されているバスに走った。
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