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大翔が慌ててバスに乗り込むと、
いつものメンバーが思い思いの席に座っていた。
「遅いぞ大翔!」
そう言いながらニカッと笑うのはプロレスラーの様な体つきに
真っ黒に肌の焼けた部長の大熊 雅人(オオクマ マサト)だ。
雅人はズンズンと大翔に近付いてきた。
その迫力に大翔は怯えながら、
「すいません!!」
と謝ると雅人は大翔の背中をバシバシと豪快に叩きながら、
「遅刻した訳じゃないからな。
男のくせにそんなに怯えるな。」
そう言ってニカッと笑った。
(あんたが威圧感ありすぎんだよ…)
大翔は心の中で悪態を吐いた。
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