ー告白ー

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先輩を初めて見たのは 4月の始めでした。 その日は部活活動様子って事で いろいろな部活の活動を見に行きました。 いろいろ見たんですけど 何処も面白くなくてラストに行ったのが 先輩が居たサッカー部でしたね。 でも私はその時 丁度よそ見をしてて 「危ない!」って声で 私は横を見たんです。 そしたらボールが飛んできてて 避けようとしたけど 間に合わなかったから 怪我覚悟で目を瞑ってたんですよね。 そしたら先輩が前に来て 庇ってくれて「大丈夫?」 って言って笑顔で「よかったら俺等の部活のマネージャー居ないからどうぞ?」 そう言って行ってしまいましたよね。 私はあの笑顔と優しさに 胸が締め付けらそうでした。 私は直ぐに次の日に本入部の届けを出してサッカー部に行きました。 先輩は私を直ぐに歓迎してくれましたね。 マネージャーの仕事も全部教えてくれて、先輩が部長だからっていうのもあるのかもしれないけど、嬉しかったです。 5月頃サッカー部のマネージャーがいるという事が学校中に知れ渡り私が『男好きな女』って呼ばれていたり影で先輩達にいじめられていました。 もう私にも限界が過ぎてサッカー部と先輩諦めようと思ったんです。 いつかの全校集会で校長の話が終わった時先輩が「ちょっとお話があります」って言ってステージに上がって行ったんですよね。 内容が『サッカー部のマネージャーに批判や文句や暴行を加えないで下さい。彼女は男好きではありません。ちゃんとマネージャーとして活躍してくれています。今後彼女に何かあった場合サッカー部一同が動きます。』 涙が出た。 だって先輩があんな事いうから… あの人はどれだけ私を好きにさせればいいのだろう… 後で問い詰めたら最初から先輩が気付いていたみたいで逆に早く注意しなくてごめんって言われた。 先輩が謝る事じゃないのに… もう止まらない。 好きという衝動が。 伝えたいよ。 好きって。 でも自信が無いんだ。 振られてからサッカー部にいるの。 だから今はこのままでいようかな… 告白って難しい。 こんな状況じゃ好きって言えないから。 先輩、私を受け止めてくれますか? 先輩、好きです。 FIN...
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