★大木先生★

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「あっつ……。ってここどこかしら?」 「おっ、気がついたか?」 「大木先生…私…」 「あぁ、壁に当たって、気を失ったよ。」 「やっぱり……。」 「ほら、コーヒーだけど、飲める?」 「あっ…はい。ありがとうございます。」 「……」 「……」 無言の空気… 「なぁ、青崎…。お前、今まで大変だったろ?」 「えっ、何でですか??」 「おぶった時に、手首見えてしまってさ……。」 ―……くらっ。 引かれるだろうな……。 「大丈夫か?」 「はい……。引きましたよね。」 「ううん。何でも相談しろよ。」 先生は空になったコーヒーを注ぎにいくために立った。 『……コポコポ…』 「……」 「……」
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