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「もうすぐクリスマスだね。２人はどうするの？」
またしても早苗は余計なことを訊いた。
「まだ全然決めてないよ」
それから梓は思いついたように「そうだ」と弾んだ声で言った。
「パーティーやろうよ！４人で」
はい？
パーティー？
「いいね！やろうよ！」
オイ、早苗。
お前はのるなよ。
「いいでしょ？ヨシ？」
上目遣いでヨシの袖を掴む梓。
「ああ、うん」
あんな顔されちゃ、たしかに断れないよな。
「楽しみだね！」
いやいや早苗。
俺たちは邪魔だろ？
「じゃあ決まり！翔わかった？」
そんなとびきり可愛い笑顔で梓にそんなこと言われたら、嫌なんて言えねーよ。
「ああ」
真っ白だった俺のクリスマスの予定が埋まった。
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