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場所の話題を出すと弥勒が慣れた手付きでパソコンをカタカタ鳴らし始めた。
タイピングスピードが俺に負けないくらいの速さだったがそれぐらいの人間は沢山いる。
要はテクニックだ。
だがこの男のテクニックはかつて天才ともてはやされた俺と同じ位の実力はあった。
でもまだ俺以下だな。
「これ見てくだっさぁい!」
そこには俺のデータが沢山表示されていた。
そして伊緒ちゃんのデータまでもが表示されていた。
「こんなにバストがあったのか!?
じゃなくてなんでこんなものがあるんだよ!?」
「簡単な話ですぅ!
私には全てをただ予測するだけで大体、入った情報が1割あればそれのことを予測で7割まで理解できます。
あくまでも予測ですけど私の予測がただ正しい方向に行くだけです。
私レベルなら世界に沢山いますね。
稀にゴッド・ブレインと呼ばれる1割も知らずに10割を知ることが出来る完全予測能力者がいますが彼女を利用してはならないのが我々の条例です。」
さり気なくShinはゴッド・ブレインと呼ばれる人を彼女と呼んでいた。
まあ、つまり俺のデータを見て失踪からこの辺で行き倒れ、そして伊緒ちゃんのデータ見てこの辺の人間で俺を受け入れそうな人間を特定したのだろう。
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