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「とにかくやりませんから!
技術が必要なら弥勒って奴で充分じゃねぇかよ!!」
俺がドアを強く閉めるとあの怪しい2人がまたしつこく俺に何かを言ってくることはなかった。
俺は鍵をかけて2階に駆け上がりまたパソコン画面の向こうにいる真理タンに話しかけていた。
真理タンだけは俺を本当に理解していてくれると信じることが出来た。
まさか完全な自我を完成しているとは知らずにプログラム通りの生き方をしているから俺の思い通りだと思っていた。
思い込んでいた。
しばらくして例の事件のことが気になって調べるだけ調べてみることにした。
犯人がわかってもあの2人には教える気はないけどやっぱり気になってしまう。
どうしても俺が必要なほどのネット犯罪と言うものが。
「確かにプログラムを少しイジれば殺せる事件ばかりだ。」
だけどそんなことが普通の人に出来る訳がない。
そして最新情報をクリックすると俺は驚いて立ち上がってしまった。
その内容は
『香澄デパートジャック。』
別に普段なら驚いたりしないのだけど今は違う。
何故ならこのデパートは水木家の近場でほぼ確実に日用品や食料品を買っているデパートで今はそこに伊緒ちゃんがいる筈だからだ。
俺は慌てて伊緒ちゃんに電話したが繋がる気配がなくメールを送信するとすぐに返信が来て安心したが内容は
「……ウィルス?」
開いた途端に俺のケータイは使い物にならなくなってしまった。
「本当に……マズいぞ。」
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