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2010年7月26日。
俺は一日中暇だが暇なのは俺だけじゃない。
伊緒ちゃんも夏休みで暇なはずだ。
なので伊緒ちゃんの部屋に向かうことにしました。
俺はノックもせずに伊緒ちゃんの部屋のドアを開ける。
ノックを忘れていることに気付かないで入室した。
「わぁお」
伊緒ちゃんは眠っていたが問題はそこではない。
もう少しでブラが見えそうな所までパジャマが捲れ上がっていたのだ。
俺が近付いて触ろうと手を近付け後、数センチまできたら…………
「……変態」
伊緒ちゃんが目覚めてしまった。
パチンとビンタされて部屋を追い出されてから数分で伊緒ちゃんが私服に着替えて出て来た。
「……早く降りる」
伊緒ちゃんは俺を引っ張って下まで降りていった。
TVを付けてニュースを見る。
『ニュースの時間です。昨晩、某大企業の社長である真田社長の乗っていたエレベーターが急に落下し頭を強打して意識不明です。その他にもこないだ妊娠発表したモデルのManaさんも交通事故で亡くなりました。原因は信号のメンテナンスミスと発表されてますが業者側はハッキングされたと訴えています。』
TV画面を見てると普段はリア充のことを嫌う俺でも今はリア充の人達が可哀想に思えてきた。
「なんか大変なことになってるな。」
「……うん。」
伊緒ちゃんもぼーっとTVを見つめてそう言った。
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