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「ええ…!」
村上の後ろから写真を覗き込んだ桐島が驚きで目を丸くしながら頷いた。
「この方は…。」
と言い、宗吾はもう一枚、被害者男性の写真を取り出した。
「お客様です。この子の…。」
再び桐島が答える。
「そうですか…。」
宗吾が困った顔で写真をポケットにしまう。
「あの、うちの従業員とそのお客様、どうかなさったんですか?」
不安げに桐島が聞く。
村上も次に宗吾が何を言うかと注意深く宗吾を見詰める。
「…アパートでお二人が、絞殺死体となって発見されました。」
宗吾がそう一言、言うと村上と桐島は目を丸くしてお互いを見た。
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