現実

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聞き慣れない言葉に戸惑う エリア‐B3にスカイロフト…なんの話だ… 『色々と説明したほうが良さそうだな…』 俺の顔色を察してくれたらしい、彼は話を続ける 『俺達はスカイロフト治安維持部隊。んで、今回はこのスラム街のパトロールにきたんだが、お前が何者かに襲われ気絶した…てことだ。』 『なにか思い出したか?』と彼が続ける どうやら、とんでもない場所に来てしまったらしい。 「…て、そうだ!」 『お、何か思いだしたか』 「違う、みんなだ!」 『おお、全部思い出したか』 「そうじゃなくて、他のみんな!」 『他の?ここに来たのは俺とお前の二人だけだぞ?』 衝撃の言葉ってヤツだった。 他のみんなはここにいない? どこか別の世界に飛ばされたか、あるいは、飛ばされた位置が違うだけなのか いや、考えてる暇はない とりあえずはみんなを探さなくては 『なんか…まだ混乱してるみたいだな…。あーなんだ、一応自己紹介しとくよ。俺はヴァンだ。よろしくな、禊』 ヴァンはそういい、握手を求めた。
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