第七章 関東大会

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[透視点] 健吾は俺らにメニューを言い渡してまた走り出してしまった。 透「なんだかどんどん遠くなっていくな…」 瑞也「…僕はそうでなければ困るけどな」 瞬「どうして?」 俺が聞く前に瞬が聞いた。 瑞也「あいつは僕にとっての目標だからさ。だからこそ僕より上でなければならない」 透「…ハハッ! そうだな。それじゃあ健吾においてけぼりを喰らう前に俺らも練習すっか!」 … 瑞也は健吾を目標にしてる。 透は健吾を対等の立場で見たい。 健吾は美香への約束を果たしたい 二人は健吾に、健吾は美香に… いつの間にかズレていたベクトルの向きによって更なる不幸を招くことになった。 それは…
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