勇気の誘い

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また勇気がニヤけると、俺の肩を組んできた。 「明日は土曜日で休みだろ?だから夜遅くに遊ぼうぜ!?」 物凄く小さな声で言う勇気に、聞こえていたが、 「えっ!?何!?聞こえない!」 少し意地悪に言うと、勇気はポケットから耳掻き用綿棒を取り出した。 なんで持っているんだよ。 俺がそう言うと思って、あらかじめに入れて置いたのか? まぁそんな事どうでもいいや。 「あ…ありがとう。で、迎えに来てくれんのかよ!?」 その綿棒で耳を掃除しながら言うと、 「また行く時に電話かメールするよ!今日は楽しめよな!」 勇気は俺の背中をポンポンっとして、席に戻って行った。
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