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「上手いでしょっ!なかなかの力作!」
そんなんに力を使うなよと俺は吹きそうになる。
だからもう後ろを向くのはやめようと、前を向くが、あの後頭部の落書きが頭に出てくる。
やべぇと口を抑えるが、
「ブフッ!」
俺としたことが…吹いてしまった。
みんながこっちを見ている。
「ゴホッゴホッゴホンッ」
咳込んだ振りをすると、後ろから声が聞こえる。
「大丈夫神川くん?」
君の落書きのせいだよ。上手すぎるんだよ俺の後頭部。
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