勇気の誘い

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家へ帰った俺はただいまも無しで自分の部屋へ戻る。 どうせこの時間帯は誰もいない。 母は看護の仕事をしていて夜勤が多く、看護士長なので忙しい。 父は血が繋がっていないので義理の父親になる。 あまり俺は父親をよく思っていない。 母は仕事をしている中、一応平日も仕事をしているが、パチンコ、競馬などで遊んでお金が無くなる事が多く、いつも母にお金をねだっている。 そんな父親が俺は大嫌いだ。 なんでこの家にいてやがるんだオッサンと、思いたくないが、俺の心が勝手に思っている。 まだ時間があるので、とりあえず身だしなみを整えようと、風呂へ入る。
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