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「あんまり笑わないんだよね!
私がいくら笑顔で頑張っても笑わない!
そうゆう男ってさぁ…全然つまんないし楽しくないよ!」
不信に思っていたことが確信に変わった瞬間に俺の頭は真っ白になり、その言葉が何度も流れる。
つまらないつまらないつまらないつまらない
楽しくない楽しくない楽しくない
笑わないんだよね笑わないんだよね笑わないんだよね
この言葉で俺の心はバラバラになった。
その言葉で笑っている友達と、彼女の笑い声も頭から離れなかった。
それから俺はトイレを済ませ、肩を落として、呆然としながら教室へ戻った。
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