突然ノ雨

3/3
前へ
/17ページ
次へ
雨は止むことなく大地が乾くのを許さない。 それは涙に似ていた。 泣きたくて泣くんじゃないのに。 なのに溢れる思いに歯止めがきかず息をするのも忘れて人は泣くんだ。 いつかは激しい雨も気配もなく止んでただ心に痛みだけ残して僕を置いていく。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加