隙間

2/4
前へ
/17ページ
次へ
「明希、オレらさぁ付き合わんけ?」 「ゴメンね、孝太… アタシやっぱ孝太とは付き合えん」 だからイヤだった。 二人で会うの… こうなるの分かってたから。 「なんでなん?明希オレのことキライなん?」 「好きやけど、ゴメン」 「オレ諦めんよ。明希のことずっと大事にするから、誰より大事にするから」 こんな風に言われて、女の子なら嬉しくないはずない。 でも、人間不信なアタシには彼の優しい愛情すら受け入れられない。 「ダメやよ。孝太は、キレイすぎるから…」 「なんなんそれ?関係ないやろ。まだあの事気にしとるん?あんなことオレが忘れさせてやる。」 「ゴメン」 「明希どうしてもか?」 「うん」
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加