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☆☆☆
菊乃「このケーキ美味しい！ふわふわ！
時ちゃんも食べる？一口」
時「あ、私は遠慮します……」
菊乃「そっか。
それで、ボクに話したいことって何？」
時「あの……同居人のことで……」
菊乃「同居人？」
時「はい。
今、私は猿と鼠の三人で暮らしてるんです」
菊乃「そうなんだ。それで？」
時「でも、猿の子と仲良くやっていけなくて、いつも鼠の子に迷惑かけてしまうんです」
菊乃「そっか……。
猿の子とは、よくケンカしちゃうの？」
時「はい……」
菊乃「どうして？」
時「あいつは、自分勝手なんです。
いつも気分で行動して、周りに迷惑かけるんです」
菊乃「そうなんだ。
注意してもダメ？」
時「あいつは、言って聞くようなやつじゃないんです」
菊乃「う～ん……。きっとその子は時ちゃん達に甘えてるんだよ」
時「迷惑です」
菊乃「そんなこと言わないの。
そうやって突き放したらダメだよ」
時「はぁ……」
菊乃「時ちゃんが拒絶したら何も始まらないよ。そういう子は受け入れてから、注意しなきゃ」
時「そうなんですか」
菊乃「うん。
一回みんなで話した方がいいよ」
時「そうですか……。わかりました。ありがとうございます」
菊乃「ううん。ボクもこんなことしか言えなくて……」
時「いえ、ありがとうございます」
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