7人が本棚に入れています
本棚に追加
☆☆☆
浅葱「あれは、相当緊張してるなー」
香澄「見つかっちゃうよ~」
浅葱「平気平気」
香澄「見つかったら、また時ちゃん怒るよ?」
浅葱「大丈夫よ。なぜなら、ほら、時が読んでる本見てごらん」
香澄「え?
あっ!本が逆さま!」
浅葱「ね?だから、ちょっとのことでは気づかないわ」
香澄「そうみたいだけど……」
浅葱「あ!相手の狐さんが来た!」
香澄「菊乃さん……だっけ?」
浅葱「忘れたわ。でも、育ちの良さそうな子ね」
凪「当たり前っス。菊乃は生粋の巫女なんスよ」
香澄「だ、誰!?」
浅葱「菊乃って子の連れね」
凪「まぁ、連れっていうっスか、後をつけてきたというっスか……」
浅葱「ま、行く先は同じね。行きましょう」
香澄「え?あ、うん……」
凪「なんスか?コイツ」
香澄「浅ちゃんは、こういう子なの……」
最初のコメントを投稿しよう!