猫又

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ふと違和感を感じて眠りから覚める。 股間の辺りで何かが蠢いている。 「またお前か…」 犯人を引きずり出す。 「んなー」 華が恨めしそうに小さく鳴く。 「変なとこで寝るなっつーのw」 言葉が伝わるとは思わないが語りかける。 華は不満そうに俺を見上げ、自分の定位置がそこであると主張するように元の位置に戻る。 仕方ねぇな。お前には甘いんだわ。 華と自分に布団を掛け直し、満足そうに喉を鳴らす華の声を聞きながら再び眠りにつく。
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