竹輪と大根

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もうこの物体はダメだとか飛舞は思ってると、5時間目の授業の予鈴が鳴った。 彼は慌てて教室に戻った。 やがて授業が始まった。 数分後………… 「おい、飛舞君、ぼけっとしているな。」 先生に叩かれた飛舞は我に返った。 彼は事件のことを考えるのに夢中になっていて授業の事が全く頭に入っていなかった。 「あ、すいません。」 「62ページの問2を解いて。」 「ていうか先生。」 「なんだね。」 「ここの学校。 何でストリート・ふぁいたー学とかあるんですかね……」 「何言っているんだ。ストリートふぁいたー学などどこにもあるじゃあないか?」 「ねーよんなもん! つーかなんだよストリートふぁいたーって! 教科書見てみれば(悪魔にはニンニクが効く…)なんだよこれ! ただの雑学じゃねえか!しかもニンニクは吸血鬼だよ! どーでもいいことを間違って教えてるんじゃねぇ!」 「ひ、飛舞君落ち着いて。」 「だいたいこの教科書を書いた人、博多 才蔵って…ここの校長じゃねぇかぁぁぁぁ! なんだよあのジジイ、毎日1時間づつ潰して、間違ったどうでもいい雑学を学ばせるんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」 彼は事件の考えている最中に邪魔された事と今日の弁当のプリンを強奪された事からとうとうぶちぎれてしまった。 彼は、はあはあと息を切らし、教室はシーンとしている。 先生はしばらく面を食らっていたようだが、 突然不気味な笑いをした。 「フフフ…………」
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