竹輪と大根

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「おい、起きろ!」 「あ、ひゃ?」 先生に起こされ時計を見てみると、いつの間にか最後の授業は残り1分前まで迫っていた。 「全く。 君は探偵探偵言うのは言うのはいいけれど、探偵なら少しくらい勉強ができてはいいのではないのかね?」 「ちがいますよ先生。 僕はただ勉強してないだけです。」 「余計に質が悪いじゃないか! いいか、もっとしっか………」 「キーンコーンカーコン」 先生とたわいない話をしている内に最後の授業が終わってしまった。 そしてすぐ、ある音が聞こえてきた。 …………… そう、それは本来一つ動かすだけでも不快な音をだしてしまう机、それがいまクラス全員分を動かすことにより莫大な音が不協和音となり奏でる。 これが終われば部活、帰宅、等が好きにできる…これは生徒にとって、クラス皆で協力し、自由を勝ち取る一日最後の行事なのだ! ある男は思う。 これが終われば思いっきり部活ができると………… ある女は思う。 これが終われば好きなマンガを買いに行けると………… あるマッド・シューターは思う。 これが終われば家で紅魔郷で10億点を取ってやろうと……………………… それぞれの気持ちが交差し合うとき、クラスメイト達は最後の試練にとりかかる!! 要するに掃除が始まりました。
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